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華麗な果物の素顔 催熟剤の乱用

2011年07月19日
 
【新唐人2011年7月20日付ニュース】中国では今年、添加物の使用過多でスイカが爆発する事件が発生。さらに最近では、未熟な果物に使って成熟を促す催熟剤の存在もメディアに暴露されました。当局の専門家は、安全な範囲で使う分にはそれらは問題はないというものの、いまだに中国では管理体制が整っていません。
 
ここ数年、中国では野菜や果物の見た目がきれいになる一方、味がなくなりました。立派なスイカも甘みがありません。真っ赤なトマトも切ってみると中はまだ緑色。とげのあるきゅうりも異様なほどまっすぐです。
 
これら、見た目の華やかな果物は通常、膨張剤、植物ホルモン、催熟剤などが使われているそうです。特に果物の成熟を促すエテホンは、中国大陸で最も多く使われている催熟剤。バナナのほか、トマトやきゅうりなど温室栽培ではほとんどといっていいほど使われています。
 
中国農業省・品質検査センターの羅雲波副主任は、現在、中国で常用されているエテホンは絶対に問題ないと断言。しかし安全な使用範囲を確かめるシステムについて、触れていません。
 
現在、中国で残留農薬のサンプル調査をする際、植物ホルモンは検査項目に入っていません。何よりも、検査基準や方法が欠けており、使用量が過度かどうか判断できません。トルコ・イスタンブール大学の植物学教授、インサ-ル氏は、果物に過度なホルモンが残れば、アレルギーやガンなどを招く恐れがあると警告しました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/19/atext561580.html.-中国蔬果激素使用泛滥成食的隐忧.html
 

 

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